先月8月15日、父親が亡くなった。
末期の肺癌による病死だった。


自分から見て1親等の家族が亡くなることなど、一生のうちにそう何度もあることではない。
それは、自分に一番近い存在の人間の死をもって、人が死ぬとはどういうことかを見せつけられたできごとだった。


父は7月の上旬から肺癌の診断を受けて入院をしていた。
入院をした時点で癌はステージ4まで進行しており、余命は早ければあと3ヶ月、長くても1年は持たないだろうと主治医からは聞かされていた。
「秋から来年にかけてのどこかで、“その時”は来るのだろう」と考えていた夏の日の早朝、母からの電話で父の危篤を知らされ、急いで病院へ車を走らせた。


病院に着くとすぐに当直の医師から現在の病状の説明を受けた。
父の容態が悪化し、いつ何が起こってもおかしくない状態であるらしかった。
医師から選択を迫られたのは、人工呼吸器を装着しての延命措置を行うか否か、そしてもし心肺が停止した際に心臓マッサージを行うか否か、という2点だった。


人工呼吸器は、喉を切開しチューブを挿管して酸素を送り込む装置だ。当然、装着後は言葉を発することはできなくなり、また栄養分の摂取は胃に直接挿管したチューブで行うことになる。
言葉によるコミュニケーションや食事を摂ることはできなくなり、ただ息をしているだけと言っても過言ではない状態。人間としての尊厳を損なうかもしれない所業だ。
また、心臓マッサージは肋骨を骨折させるほどの強さで行われるもので、これも父の体に更に傷をつけることになるとのこと。


TVドラマで観たことがあるような「命の選択」の場面が、期せずして自分の目の前に訪れた。
父の意識は混濁しており本人の意思を確認することは困難。決断は家族である自分と母親、そして弟の3人に委ねられていた。
「自分を産み育ててくれた人間に対して、いつ死神の鎌を振り下ろすのか」という選択は、人生で最も重い決断かもしれない。


父が話をすることができたらどう考えるか。何と答えるだろうか。
ここ10年近く父と離れて暮らしていた自分1人では、その判断を下すことは相当に困難だったと思われる。だが、幸いにも父と常に一緒に暮らしていた母と弟がいてくれたお陰で、納得のいく決断ができたように思える。
人工呼吸器は使用せず、心臓マッサージも不要。そう当直医に伝えた数時間後、父はこの世を去った。


父は末期癌を患っており、延命措置を行ったとしても病状が好転する見込みはゼロに等しかった。
また、元来の医者嫌い、薬嫌いであった父は、恐らく人工的な延命措置を望まなかっただろう。
数年前に亡くなった祖母の最期を看取った際には、父自身が祖母に対してそのような決断を下していた。
そして、亡くなる日の朝、集まった親族に対して、父は混濁する意識の中で「世話になった。ありがとう」と最期の言葉を告げていた。


これまでの父の言動やふるまいを可能な限り思い出した結果、父が望むであろう最期を迎えさせてあげることができたのではないか。
そんな思いが、父の死期を決めた決断に後悔を感じさせることはなかったのだと思う。


命の危険を伴う仕事でもしていない限り、多くの人がその生涯を閉じることになる場所は病院のベッドの上だろう。
そしてそのタイミングを決めるのは、その人の家族だ。
家族の最期を看取るということは、家族の生涯を本人が望む形で閉じさせてやることなのだと感じた。


そのときに迷いなく決断をくだせるように、家族同士がお互いの人生について、命について、会話をする機会を作っておくことが必要だろう。
自分の家族がどういう生涯を望んでいるかを感じ取っておくこと、あるいは自分がどういう生涯を望むか家族に話をしておくこと。


その決断を迫られたときに、本人がどういう最期を望んでいるのか家族ですらわからない、という状況はあまりに不憫だ。

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torefurumigoyo:

逢沢りな

(元記事: yoimachi (atm09tdから))

10. 9月 2014

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torefurumigoyo:

逢沢りな
idolsbank:

小松彩夏

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(元記事: makomikinana (atm09tdから))

10. 9月 2014

26 リアクション
エヴァQ見たらしき2人組の「説明なくて全然分からんかった。視聴者でも分からないんだから、主人公はもっと意味不明だったろうな…主人公かわいそう」「…映画館で観たときは俺もそう思ったけど、就職してわかった。あれ現実だ」「え?」「仕事もあの位の説明で現場出される」「まじで」という会話
中森明菜さんのエピソードで、コンサート中おかまのファンの人の「事務所にミシン送ったよ!」っていう嬌声に対して「ありがとう……縫うね」って答えたというのがたまらなく好きです。コールもレスポンスもなにもかもがいい。

Quote

おのころ心平「病気は才能」 (via stilllll)

(bibidebabidebooから)

10. 9月 2014

971 リアクション
あなたの見ているイライラの対象は、あなたがあなたに課している禁止事項である場合が多いです。自分は我慢していることを人が平気でやる。ここにイライラする原因があります。そんなとき、自分の弱さやコンプレックスを、まずは自分で認めてあげましょう。自分の弱さに入って行く。そんな人が、本当に強い人なのです。

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なんやこの伝説のピッチャー

赤ペン先生に「結婚してください」と書いて送ったら、「男でよければ」と返ってきた時に僕のソウルジェムは真っ黒になった
関西人に「エヴァにだけは乗らんといてくださいよ」ってあんだけ念押されたら乗らないほうが野暮だろ